足首の前や後ろに痛みをきたすスポーツ障害です。
フットボーラーズ・アンクルは、足首の底背屈運動が強制され骨同士が衝突して起こるスポーツ障害です。キックやジャンプの動作時に起こりやすいです。サッカーのキック、クラッシックバレエのポアント動作など足首の底屈強制により前方の関節包が過伸展され後方では骨同士が衝突して損傷します。逆にジャンプ着地などで踏み込んだ時は、背屈が強制され前方の骨が衝突し、後方の関節包は過伸展することにより損傷します。
フットボーラーズ・アンクルはキックやジャンプ時の足首の痛み、押したときの痛み、運動時痛、骨棘の触知、重症例では足首の可動域制限をきたします。骨同士が衝突すると骨軟骨が損傷し、この損傷の修復機転として骨棘が形成されます。特に足関節捻挫の既往がある選手では、足首の不安定性が増すため骨棘形成、関節包滑膜の増殖をきたし症状が増悪します。進行例では骨棘が骨折をきたし、関節内に遊離したりインピンジしたりして激痛を発する場合があります。関節前面の骨棘の存在は背屈制限の、後面の骨棘は底屈制限の原因となります。
フットボーラーズ・アンクルには電気治療、超音波治療、マッサージ、ストレッチ、運動療法、可動域練、冷罨法、温罨法などの保存療法を症状をみながら施術していきます。保存療法でよくならない場合や骨片が遊離した場合は手術をする場合があります。
フットボーラーズ・アンクルには足首の筋肉強化トレーニングを行いましょう。捻挫をしてしまった後の関節の緩みが原因のひとつになります。緩んだ靱帯は元には戻らないので筋肉を鍛えて足首を強化していきましょう。
・両足を肩幅に開いてたつ
・踵をあげてつま先立ちになる5秒キープ
・踵を下げる踵が床に付かないように
・30回×3セット
フットボーラーズ・アンクルは予防と再発防止が重要です。重症化すると保存療法では治らなくなってしまいます。軽い捻挫や捻挫を治しきらずに運動すると後々大変になってしまします。捻挫と侮らずしっかり治しましょう。深谷市、熊谷市で足首の痛みを抱えている方はぜひふじ接骨院にご相談ください。
1986年6月24日 AB型
趣味:サッカー観戦、ゴルフ
資格:柔道整復師