・痛みがあり、肩や腕が上がらない
・肩を動かさなくても痛みがある、夜間寝ているときも痛みがある。
四十肩・五十肩は、肩の関節にある「腱板」という組織が炎症を起こし、「関節包(関節を包んでいる袋)」に広がることで起こります。
これは、老化に伴い、筋肉や腱の柔軟性が失われスムーズに動かなくなることで起こると言われていますが、実際は原因がはっきりしてい
ないです。
簡潔に説明させて頂くと、四十肩・五十肩は「炎症」肩こりは「筋肉の疲労」です。
四十肩・五十肩は上記で述べているように老化などにより、肩関節の腱板や関節包に炎症が起こり、痛みが出ることが多いです。
肩こりは、筋肉の緊張からくる血液循環の悪化が原因で、姿勢の悪さ、運動不足、ストレスにより筋肉の疲労が起こり、張りや痛みを出します。
四十肩・五十肩は、肩甲骨と上腕骨をつなぐ肩関節に痛みが出ます。
よく聞く症状として下記の例が挙げられます。
・髪を後ろに束ねるとき
・電車でつり革を掴むとき
・洋服を着替えるとき
・洗濯を干すとき
・頭を洗うとき
ただ、痛みがあるだけでなく、日常生活動作にも影響が出る方もいます。
四十肩・五十肩は、痛みの強い「急性期」痛みが落ち着いてきたが肩の動きが悪い「慢性期」痛みが改善する「回復期」に分類されます。
肩の辺りが重苦しい感じや少し痛みがあるような鈍痛から始まり、次に肩周りの感覚が鈍くなってくる感覚異常が起こります。
さらに進行してくると、痛みが強くなり、肩を動かしたり、ズキズキと痛みが出てきます。
その後、何もしなくても痛み、寝ているときの痛みで目が覚めたりする(安静時痛・夜間時痛)ことがあります。
安静時痛・夜間時痛が改善してくるが、急性期の痛みの時に動かさない状態が続くことで肩関節が硬くなり、動かせる範囲が狭くなり
過度に動かした時に、つっぱり感が出たりします。
痛みが改善し、動かせる範囲も広くなる。
四十肩・五十肩の症状で寝ているときも痛みがある方は平らな床で寝ると、重力の関係で肩の位置が押し下げられ関節に負担がかかり、
縮んでいる筋肉が伸ばされたりすることで痛みが出やすいです。
その為、寝るときの対策としては、肩が押し下げられないように、枕や身体の体勢を調整してみましょう。
バスタオルや枕を使い、肩の高さを補うようにします。
肩の後ろから肘にかけて足して、支えを作りましょう。
肩関節は身体の内側に向いている方が楽になるので、横向きで寝ることを試してみましょう。
横向きで寝るときは、肩が押し下げられないように抱き枕などを使うと良いと思います。
枕が高いと肩周りの筋肉を伸ばし痛みが出やすく、低いと肩周りの筋肉の緊張を高めるために肩に負担がかかります。
その場合は、枕から上半身から下半身にかけて傾斜をつけると肩周りの負担も緩和されます。
当院では、まずお話を伺った後に視診・触診・検査等を行い、その症状に合わせた治療を提案し、施術させていただきます。
主に「運動療法」をメインにした治療を行っていきます。ストレッチや筋肉に対して刺激を与える筋治療を行い、血液の循環を良くし、回復力 を高めて、痛みの緩和と関節の可動域を広げるようにしていきます。
また、電気治療で筋肉に刺激を与え、血液の循環を良くしていきます。
自宅でできる対策としましては、患部の血流を良くすることで痛みの緩和を促すことが期待できるため、お風呂に入ってゆっくりと
身体を温めてもらう、蒸しタオルを患部に置くなどの対策があります。
また外出するときは、肩を冷やさないように暖かい格好をするように心がけましょう。
ふじ接骨院では、深谷市・籠原エリアを中心に、お客様一人一人に合わせた施術を心がけています。
スポーツをしていて起きてしまった外傷や交通事故での治療など幅広く対応させていただきます。
また日常で起こる肩や腰などの慢性的な痛みがある方もアットホームな雰囲気の当接骨院にぜひお気軽にご相談いただければと思います。
1986年6月24日 AB型
趣味:サッカー観戦、ゴルフ
資格:柔道整復師