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しつこい腰痛の原因・治療・予防について2022.04.26

しつこい腰痛

 

こんな症状でお困りではありませんか?

 ・腰が常に張っている感じがする

 ・腰に力が入らずに抜けてしまう感じがする

 ・何をする訳でもないのに腰が痛い時がある

 ・ぎっくり腰を繰り返してしまう

 

 

しつこい腰痛の原因

 

繰り返し使われる事と回復力の差

腰は要とよく言われる通り、あらゆる分野の作業においても酷使されやすい場所になってきます。毎日の仕事、部活、家事、老若男女問わず酷使されますが、以前は腰が痛くなったとしても何日も引きずることはなかったという人も多いのではないでしょうか。では、何故腰痛を何日も引きずるようになってしまったのか、それは、以前は安静にしていたり、睡眠をとることで腰まわりの筋肉の回復力が使った分つまりダメージよりも上回っていることで、腰痛を何日も引きずらずに済んでいたのが、年齢を重ねることによる回復力の低下や作業数の増加による腰まわりの筋肉へのダメージの増加が原因と言えるでしょう。

 

長時間同じ姿勢でいることによる筋肉へのダメージ

デスクワークやパソコン作業や右から左に一定のスピードで行われるライン作業などで長時間同じ様な姿勢で作業を続けていると、腰まわりの筋肉に負担がかかり、血行が悪くなることで疲労物質が溜まり、筋肉が硬くなるなどの症状が出ることがあります。

また、重い物を持ったり、運んだりを繰り返すような作業や中腰姿勢での長時間の作業を行う方も腰まわりの筋肉への負担が強いため特に気を付けるべき方々と言えるでしょう。

ほかの原因として運動不足、精神的なストレス、肥満、冷房や冷えによる血行不良などが原因になります。

 

 しつこい腰痛の原因となる筋肉とは

主に腰痛の原因となっている筋肉は下記の4つです。

腸腰筋

腰をお腹側から支えている筋肉を腸腰筋と言います。

腰を前に曲げるときに使いますが、デスクワーク中心の姿勢でいると腸腰筋が縮こまってしまい、反り腰や骨盤のゆがみが起き腰痛の原因となります。

 

ハムストリングス

骨盤の坐骨についているのがハムストリングスです。これは大腿二頭筋と半腱様筋と半膜様筋の三つの総称です。太ももの後ろ側にあり、ここの筋肉が固まると骨盤が引っ張られて背骨のバランスを崩し、腰痛の原因になります。

 

腰方形筋(ようほうけいきん)

腰の奥深くにあり、腰椎を両側から支えている長方形の筋肉です。姿勢を安定させるのに重要な役割を果たしています。腰方形筋は左右対称についている筋肉なので、そのバランスが崩れると片側の腰だけが痛んだり、腰をひねったときに痛みが生じたりします。

 

脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

腰を背中側から支えているのが脊柱起立筋です。頭蓋骨から骨盤まで背骨に沿ってついている長い筋肉です。一般的に、背筋と呼ばれています。背骨をまっすぐに保つ働きがあり、正しい姿勢の維持には欠かせません。脊柱起立筋が弱くなるとS字カーブが深くなり、腰に負担がかかります。

 

 

 しつこい腰痛には鑑別が重要になります

腰まわりの筋肉が張った、凝った、痛いなどの感じだけにとどまらず、お尻や足にかけてしびれや痛みなどの症状を伴うような場合にほかの疾患によりしつこい腰痛が引き起こされている場合があります。

背骨まわりの疾患が原因の腰痛

変形性腰椎症

読んで字のごとし、腰椎が変形する病気です。

腰椎とは、背骨の中にある腰の部分を構成する、5個の骨からなっています。腰椎と腰椎の間には、それぞれ椎間板というクッションが挟まれています。椎間板は、年齢や体重により徐々にすり減っていきます。この椎間板がすり減ることにより、腰椎にかかる負荷が大きくなり、腰椎に変形をおこした状態を変形性腰椎症といいます。

 

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板に圧がかかることにより、椎間板の核が飛び出してしまったものをいいます。この飛び出した核が足を支配している神経を圧迫するために、足の痛みや痺れ、筋力低下などを引き起こします。

 

腰部脊柱管狭窄症

歩いていると足がしびれたり、力が入らなくなって歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる。この症状は、間欠性跛行といい、脊柱管狭窄症の特徴です。

脊柱管は、脊髄という神経の通っている管であり、この管が様々な原因により狭くなった状態を脊柱管狭窄症といいます。会陰部の感覚異常を伴うこともあります。

 

内臓の病気が原因の腰痛

消化器系の病気

胃・十二指腸潰瘍、胆石、胆嚢炎(たんのうえん)、膵臓炎(すいぞうえん)などの場合に腰痛が起こります。腹痛や血便、吐き気、嘔吐などを伴います。

 

泌尿器系の病気

腰痛を伴う病気として、尿路結石、腎結石、腎盂腎炎(じんうじんえん)、前立腺がんなどがあります。排尿障害や血尿がみられるのが特徴です。

 

婦人科系の病気

子宮内膜症や子宮がんなどでも腰痛が起こります。おりものの量の増加や不正出血なども生じます。

 

循環器系の病気

心筋梗塞を起こした際に、締めつけられるような背中の痛みや腰痛が起こることがあります。また、解離性腹部大動脈瘤(かいりせいふくぶだいどうみゃくりゅう)があると、腰と下腹部に突発的な激痛が走ります。

 

しつこい腰痛に加えて上記の各種疾患の症状に心当たりがある方は病院に受診していただくことをおすすめします。

 

しつこい腰痛に対しての対処法

 同じ姿勢を長時間続けることしつこい腰痛になっている場合は、日常生活の中で身体を温めてあげたり、睡眠などに十分注意することで、 解消できることがあります。

 また、自宅でできる対処法としては以下のことがあります。

  

腰まわりを温めて血行をよくする

血行をよくして身体の回復をさせやすくしていきましょう。

蒸しタオルや入浴は熱すぎないお湯に入りましょう。適温は38度~40度です。そうすることによって、神経の働きにより身体がリラックスしやすく、

筋肉の回復も早くなるように促してくれることが多いです。

 

しつこい腰痛に対しての治療

当院では、まずお話を伺った後に視診・触診・検査等を行い、その症状に合わせた治療を提案し、施術させて頂きます。

 症状に合わせた治療を提案させて頂くのに以下の治療を中心に行っております。

 

 1つ目は、筋肉に対して、刺激を与え、血流の流れを良くし、回復力を高めて上げる「筋治療」を施術します。

 2つ目は、骨盤のゆがみを矯正し、身体のバランスを整え、神経・血流の流れを良くして、回復力を高める「骨盤矯正」を施術します。

 当院では、アジャスターという器具を使用し、矯正するため、身体の負担を少ない状態で受けれるため、年齢問わず施術出来ます。

 3つ目は、痛みが出ている場所のツボや治療点を見つけ、鍼をさして微電流を流すことによって血行を良くして筋の緊張を緩める「鍼治療」を施術します。また、鍼を刺すことで痛みを感じる限界値を上げて痛みを感じにくくなるように促します。

 

 当院の鍼治療で使用する鍼は細い鍼を使用し、施術する為、少ない痛みで施術出来ます。

 

 4つ目は、痛みがある部分に対して、より深い刺激を与えて、身体の回復力を高め、早く痛みを改善出来るようにする「超音波治療」を施術します。

 

 こちらは「EU-910」という機械を使用して、施術します。

 

日常生活でできるしつこい腰痛の予防法

長時間同じ姿勢をしないようにする

 人間の身体はその構造上、長時間の同じ姿勢に耐えられるつくりをしていないと言われています。それによって血行不良が起こり、身体に負担がかかります。なので、なるべく長時間同じ姿勢を続けないことが大切になってきます。お仕事の都合上姿勢を変えることが難しい方などは、

 ご自身の都合がいいタイミングで少し姿勢を変えてあげる意識をしてあげると良いかもしれません。

 

一定時間ごとにストレッチをして筋肉の緊張をほぐす

 長時間同じ姿勢でいると、筋肉が緊張して張りを感じやすくなります。ストレッチをして筋肉を伸ばしてあげることで、腰まわりの筋肉が柔らかくなります。

腸腰筋のストレッチ方法 

①方膝立ちの状態になります。この時にバランスを崩してしまいそうなら壁や机につかまってください。

②左の膝が90°になる程度前に出します。
③そのまま手を左ももの上に乗せ、 右の股関節を前に押し出すように動かします。この状態を10秒キープ(息を止めながらすると血圧があがりとても危険です)します。

④これを互いに2〜3回繰り返します。

 

ハムストリングスのストレッチ方法

①椅子に浅く座り、左脚を一歩前に出してください。

②背中が丸まるの防ぐために顔は上を向いたまま上体を傾けていきます。
③左のもも裏の筋肉が伸びているところで10~15秒キープ(息を止めながらすると血圧があがりとても危険です)してください。

④これを互いに2〜3回繰り返します。


腰椎の動きをよくするストレッチ方法

①床に四つん這いの状態になります。

②息をゆっくりと吐きながら背中を丸めます。
③息をゆっくりと吐きながら背中を伸ばしておしりをあげていきます。

 

 

筋肉を鍛えることも立派な予防です

ご自身の現在の筋肉量でカバー出来ない程の負荷が日常生活においてかかっていることでもしつこい腰痛の原因にもなってきます。そこで、筋力トレーニングを行うことでご自身の筋肉量を増やししつこい腰痛の予防を行いましょう。

 腹筋や体幹を鍛えるプランク

①目線は床、両腕を肩幅に開きます。
②脇は締めて、肘は肩関節の真下にし体を支えます。
③両脚を揃えて、背中、腰、足が一直線になるように姿勢を保ちます。筋力的に厳しい人はこの時に両ひざを床についてしまっても構いません。

④そのままの姿勢で1分程度行います。

 

 お尻と腰まわりを鍛えるヒップリフト

①膝を90度に立てて仰向けに寝ます。両手は体側に伸ばし、手のひらを床につけます。
②肩で体重を支えながら、お腹に力を入れゆっくりとお尻を持ち上げます。
③お尻をキュッと締めるように意識しながら、②の姿勢を10秒キープします。

④ゆっくりと腰と背中を床に下ろし、同じ動きを繰り返し何度か行います。

 

 ご自身でもできるツボ押し

マッサージを頼める人や時間がない方でも、ご自身で気軽に押して症状を緩和させるツボが大腸兪というツボになります。

大腸兪の取穴

①骨盤の一番高いを見つけます。

②そこから背骨に向かって横に移動します。
③背骨から自分の指2本分外側に大腸兪があります。

④げんこつを大腸兪に当てた状態で床に仰向けになると刺激が入ります。

 

 まとめ

しつこい腰痛を改善するためには、
①ストレッチを行う
②同じ姿勢を回避する
③適度の休憩
④自分でツボ押しする

⑤ストレスを溜めない
などを続けることが重要になってきます。日常生活の中にストレッチや筋トレを取り入れると、しつこい腰痛の解消になるだけでなく、ストレス解消にも繋がりますよ。

 

最後に

 ふじ接骨院・ふじ鍼灸院では、深谷市・籠原エリアを中心に、お客様一人一人に合わせた施術を心がけています。

 スポーツをしていて起きてしまった外傷や交通事故での治療など幅広く対応させていただきます。

 また日常で起こる肩や腰などの慢性的な痛みがある方もアットホームな雰囲気の当接骨院にぜひお気軽にご相談いただければと思います。

院長:齊藤 裕一朗

著者Writer

院長:齊藤 裕一朗

1986年6月24日 AB型
趣味:サッカー観戦、ゴルフ
資格:柔道整復師

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