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変形性膝関節症について2022.05.30

変形性膝関節症

 

こんな症状に心当たりはありませんか?

 ・立ち上がる時に膝が痛い

 ・歩き始めに膝が痛い

 ・膝が痛くて正座ができない

 ・階段の昇り降りの時に膝に不安感がある

 

 

 もしかしたら変形性膝関節症かもしれません

 

 

 

変形性膝関節症とはどんな病気?

 

加齢や筋肉量の低下などによって、痛みが生じます。

変形性膝関節症とは、関節のクッションの役目である軟骨が、加齢や筋肉量の低下などによりすり減って、膝に痛みが生じる病気です。軟骨がすり減った分、膝関節の骨と骨のすき間が狭くなって内側の骨があらわになり、骨のへりにトゲのような突起物ができたり、骨が変形したりします。また、関節をおおっている関節包(かんせつほう)と呼ばれる繊維膜の内側に炎症が起こるため、黄色味がかった粘り気のある液体が分泌され、いわゆる「膝に水がたまった」状態になります。

 

 

 

 

変形性膝関節症の各段階の症状

変形性膝関節症は時間をかけて進行し、徐々に症状が重くなっていきます。変形性膝関節症の進行具合を3つの段階に分けられます。一度すり減った軟骨は元には戻らないので、できるだけ早く治療を始め、病気の進行を食い止めることが大切です。

 

 

 

初期症状

起床後、からだを動かし始めたときに膝のこわばりを感じます。起き上がったり、歩き出そうとしたりすると、なんとなく膝がこわばる、重くて動かしにくい、はっきりわからないような鈍い痛みを感じるなどの自覚症状が現れます。しかし、しばらくからだを動かすと自然と痛みが治まるため、あまり気にすることが少ない場合が多いようです。もう少し症状が進むと、正座や階段の上り下り、急に方向転換したときなどに痛みを生じるようになります。

 

 

 

中期症状

中期になると、しばらく休んでいたら治まっていた膝の痛みが、なかなか消えなくなります。正座や深くしゃがみこむ動作、階段の上り下りなどが、膝の痛みがつらくて困難になります。関節内部の炎症が進むため、膝が腫れて熱感も生じます。関節液の分泌量が増えるにしたがい、膝の変形が目立つようになるほか、関節がすり減って摩擦が大きくなるため、歩くときしむような音がします。

 

 

 

末期症状

関節軟骨がほとんどなくなり、骨同士が直接ぶつかるようになります。この段階になると、初期、中期段階でみられた症状がすべて悪化して、普通に歩いたり、座ったり、しゃがんだりするのも困難になります。日常生活にも支障をきたし、行動範囲が狭まるため、精神的な負担も大きくなりがちです。

 

このように、膝の痛みは段階を経て悪化していきます。膝に生じているこわばりや違和感、痛みは、もしかすると変形性膝関節症の初期症状かも? 思い当たった方は、一度医療機関の診察を受けてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

知っておきたい変形性膝関節症の主な原因

 

加齢

膝の関節は、骨と骨の間にある軟骨がクッションのような役目をして、スムーズに動くようになっています。ところが、加齢とともに軟骨がすり減ると滑らかな動きが阻害されるため、炎症が起こって痛みが生じてしまうのです。磨耗した軟骨は再生することはないので、早い段階で進行を食い止めることが大切です。

 

筋肉の衰え

足を支えている筋肉が衰えると、からだの重みを受ける部分が不安定になり、膝関節への負担が大きくなります。膝が痛いからといって動かさないでいると、ますます筋肉が衰えて、さらに痛むという悪循環に陥ってしまいます。適度な運動を心がけましょう。

 

肥満

体重が増えると、それだけ膝への負担が大きくなります。中高年になると、運動不足や食べ過ぎで内臓脂肪がつきやすく、体重が増加しやすいので注意が必要です。食事の改善や適度な運動を取り入れて、体重をコントロールしましょう。

 

O脚・X脚

O脚やX脚などの脚の変形は、膝への負担を大きくし、痛みが起こる原因になります。特に日本人に多いのがO脚です。O脚は両膝の間の隙間が開くため、体重のかかる場所が偏り、膝関節の内側に大きな負担をかけてしまいます。かつてはO脚やX脚は体質だから治らないと考えられてきましたが、最近ではさまざまな矯正グッズや治療法があります。

 

膝関節の損傷

激しいスポーツや転倒などによる半月板損傷や靭帯損傷も膝の関節を傷つけて、変形性膝関節症の原因となります。若いときに半月板や靭帯を痛めると、そのときは治っても、中高年以降に変形性膝関節症などの膝の病気になりやすいといわれています。

 

 

 

 

一次性変形性関節症と二次性変形性関節症

変形性膝関節症は、原因がはっきりしない一次性のものと、原因が特定できる二次性のものに分けられます。そのうち多くを占めるのは、筋肉の衰えや肥満などのさまざま症状が複雑に絡み合って発症する一次性変形性膝関節症です。一方、二次性変形性膝関節症は、ケガや病気、関節リウマチ、関節構造の損傷などによって引き起こされます。

 

 

 

 

 

変形性膝関節症に対する治療法

変形性膝関節症の治療法には大きく分けて、手術をせずに運動や薬で症状を緩和させる保存療法と手術療法の2種類があります。まず最初に検討されるのが、保存療法にあたる運動療法とつらい痛みへの対症療法の基本となる薬物療法です。保存療法を2〜3ヵ月続けても効果がなく、さらに膝の痛みや変形が悪化している場合は、手術療法が行われます。当ブログでは、運動療法について深堀してご紹介致します。

 

 

 運動療法とは何か?

運動療法とは、運動によって疾患や機能障害の改善、回復を図る方法です。糖尿病の運動療法や脳卒中後のリハビリテーションなどが知られています。

運動療法に期待できる効果として、次のようなものが挙げられます。

 

・痛みによって緊張した筋肉をほぐす

・痛みや緊張で拘縮した関節の可動域を拡大する

・血行を促進させる

・痛みをきっかけに低下した筋力を向上させる

・運動機能を回復させる

 

 

 変形性膝関節症に有効なトレーニング

変形性膝関節症が進行すると、痛みで足を動かさなくなるので、膝の周りの筋力が落ち、関節の安定性が悪くなります。そうすると、ますます膝に負担がかかって痛みが強くなるという悪循環に陥ることになります。そうならないためには、膝の周りの筋肉である大腿四頭筋という筋肉を鍛えて、膝の負担を軽減する必要があります。

運動療法は、変形性膝関節症をはじめとする膝痛の改善に効果的です。ウォーキングなどの有酸素運動や簡単な筋トレ、ストレッチなどを取り入れて、運動習慣を身につけることが重要です。ただし、運動療法のやりすぎには注意が必要です。激しい運動によって、軟骨や骨、関節包や筋肉などに炎症が起きて症状を悪化させる場合があります。運動療法を行って痛みが強くなる、痛みが引かないなどが続くようなら中止しましょう。

 

 大腿四頭筋のトレーニング方法

①背もたれのある椅子に深く腰掛けます

②片足をゆっくり水平まで持ち上げます

③5秒間キープします(息を止めながらすると血圧があがりとても危険です)してください。

④ゆっくりと元に戻します

⑤これを互いに2〜3回繰り返します。

 

膝の動きをよくするヒールスライドトレーニング方法 

①足を伸ばして座り、かかとの下にタオルを置きます

②かかとをゆっくりとお尻に近づけて、できるだけ膝を曲げます(息を止めながらすると血圧があがりとても危険です)

③かかとをゆっくりお尻から遠ざけて、できるだけ膝を伸ばします(息を止めながらすると血圧があがりとても危険です)

④これを互いに2〜3回繰り返します。

 

 

ウォーキングで筋肉を鍛える

 日頃、からだを動かしていない人がいきなり運動をすると、膝や関節がダメージを受けます。特に中高年の方が運動を始める場合、自分の年齢や体力に見合ったものを無理のない範囲で行うことが大切になってきます。

ウォーキングなら年齢や運動経験に関係なく、一人でも楽しみながらからだを動かせます。ウォーキングはからだに酸素を取り入れながら行う有酸素運動の代表格で、脂肪燃焼や筋力アップに役立ちます。大切な膝を守るためにもメタボ予防も重要です。まずは一日30分、週3日から始めてみましょう。

 

 正しい歩きかた 

①背筋を伸ばし、軽くお腹を引き締めて歩く。

②腕を足の動きに合わせて自然に振る。

③歩幅は、足を着地するときに膝が軽く曲がる程度にとる。

④拇趾(つま先)で地面を蹴る。

⑤かかとから着地する。

 

 

 

膝まわりの筋肉を緩めるストレッチ

膝まわりの筋肉を緩めることで膝痛を防ぐ効果があります。

 

大腿四頭筋のストレッチ 

①壁に片手をついて立ち、片足の膝を曲げ、つま先をつかみます。

②つま先をお尻の方へ引き寄せ、太ももの前側を伸ばします。

③息を吐きながら30秒キープします。

④反対側も同様に行い、左右2〜3セット行います。

 

 

 

 

当院で対応出来る施術

 当院では、まずお話を伺った後に視診・触診・検査等を行い、その症状に合わせた治療を提案し、施術させて頂きます。

 症状に合わせた治療を提案させて頂くのに以下の治療を中心に行っております。

 

 1つ目は、筋肉に対して、刺激を与え、血流の流れを良くし、回復力を高めて上げる「筋治療」を施術します。

【筋治療】

 

 2つ目は、骨盤のゆがみを矯正し、身体のバランスを整え、神経・血流の流れを良くして、回復力を高める「骨盤矯正」を施術します。

 当院では、アジャスターという器具を使用し、矯正するため、身体の負担を少ない状態で受けれるため、年齢問わず施術出来ます。

【骨盤矯正】

 

 3つ目は、痛みが出ている場所のツボや治療点を見つけ、鍼をさして微電流を流すことによって血行を良くして筋の緊張を緩める「鍼治療」を施術します。また、鍼を刺すことで痛みを感じる限界値を上げて痛みを感じにくくなるように促します。

【鍼灸治療】

  当院の鍼治療で使用する鍼は細い鍼を使用し、施術する為、少ない痛みで施術出来ます。

 

4つ目は、痛みがある部分に対して、より深い刺激を与えて、身体の回復力を高め、早く痛みを改善出来るようにする「超音波治療」を施術します。

 

 

 こちらは「EU-910」という機械を使用して、施術します。

 

 

 

 

まとめ

変形性膝関節症を予防するためには、
①ウォーキングをする
②ストレッチを行う
③膝まわりの筋肉を鍛える
④痛みが長期間続いているなら、医療機関を受診する
をすることが重要になってきます。日常生活で意識してウォーキングやトレーニングをすることでいくつになってもアクティブに過ごせるようにしていきましょう。

 

 

 

最後に

 ふじ接骨院・鍼灸院では、深谷市・籠原エリアを中心に、お客様一人一人に合わせた施術を心がけています。

 スポーツをしていて起きてしまった外傷や交通事故での治療など幅広く対応させていただきます。

 また日常で起こる肩や腰などの慢性的な痛みがある方もアットホームな雰囲気の当接骨院にぜひお気軽にご相談いただければと思います。

院長:齊藤 裕一朗

著者Writer

院長:齊藤 裕一朗

1986年6月24日 AB型
趣味:サッカー観戦、ゴルフ
資格:柔道整復師

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