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- 野球肩(肩甲上神経損傷)肩の痛み、痺れ
ボールを投げると肩が痛い
肩が主だるい
腕が上がらない
野球肩の一つで、投球時に肩甲上神経という神経が引っ張られたり、圧迫されたりして損傷されるスポーツ障害です。野球の他テニスのサーブやスマッシュ、バレーボールのスバイクを打つときなどにも起こりえます。
肩から肩後方の痛みや肩の疲労感などが主な症状です。麻痺が起こると肩が水平より上に上がらなくなる場合もあります。麻痺が続くと筋肉の萎縮が起こることもあります。
主に肩甲骨の可動性の悪さ、筋肉の柔軟性の低下、肩甲骨の位置異常などがあると、野球の投球時やテニス、バレーボールなどのスポーツの繰り返しで引っ張られたし圧迫されて起こります。ガングリオンといわれるゼリー状の塊が出来て圧迫されて起こることもあります。
まずは保存療法でリハビリを行います。当院では筋肉の柔軟性を出すためにストレッチ、マッサージ、鍼灸、超音波治療を行い、可動域を広げるために可動域訓練をします。筋肉の萎縮を押さえるためにEMSなども行います。肩甲骨の位置以上に対しては体の歪みを治すために骨盤矯正を行います。
肩甲上神経損傷は症状が改善されるまで6ヶ月から1年という長期間かかる障害です。
広背筋のストレッチ
①両前腕をくっつけます
②肘から前腕を床に付けて四つん這いになります
③お尻を後ろに引いていき60秒キープ
三角筋のストレッチ
①片方の手で猛片方の手首を持ち
②肘を伸ばして水平に持ち上げる60秒キープ
上腕二頭筋のストレッチ
①手を軽く広げて親指を下に向ける
②肘を伸ばしたまま手を後ろに引いて60秒キープ
上腕三頭筋のストレッチ
①片方の手でもう片方の肘を頭の後ろで持つ
②伸ばした方と逆側に体を倒して60秒キープ
外旋筋群のストレッチ
①横向きに寝る
②下の肩と肘を90°曲げる
③手から前腕を床に付けて60秒キープ
大胸筋のストレッチ
②壁の横に手をついて立つ
③体ごと前に一歩出て60秒キープ
外旋筋群のストレッチ
①膝を立てて仰向けに寝る
②片方の足をもう片方の膝の上にのせる
③乗せた足の方に足を倒す60秒キープ
内転筋のストレッチ
①両方の足の裏を付けて座る
②膝を床に付ける
③体を出来るだけ前に倒して60秒キープ
腸腰筋のストレッチ
①片膝をついて座る
②上体を起こしたまま前に出る60秒キープ
胸椎伸展
①バスタオルを丸める
②肩甲骨の下に置いて仰向けに寝る
③両腕を真っ直ぐ伸ばす60秒キープ
胸椎回旋
①四つん這いになる
②手を頭の上に置き体を捻り肘を真上に向ける
③肘を真下に向けるように体を捻る
菱形筋のトレーニング
①フェイスタオルを広げて端を持つ
②頭の後ろを通り肘を曲げる
③肩甲骨を内側に寄せる
④②~③を10回×3セット
前鋸筋のトレーニング
①うつ伏せになる
②肘をつき体を真っ直ぐに浮かせる
③肘で床を押すようにして肩甲骨を外側に広げる
④②~③を10回×3セット
僧帽筋のトレーニング
①うつ伏せに寝る
②両腕を130°広げる
③足と上半身を床から上げる
④腕を更に上げる
⑤③~④を10回3セット
棘上筋のトレーニング
①500グラム程度のおもりを持つ
②おもりを持った腕を横に広げる
小円筋のトレーニング
①うつ伏せに寝る
②500グラムの重りを頭の上で持つ
③肘を固定して腕を外に捻る
④②~③を10回×3セット
肩甲下筋のトレーニング
①仰向けに寝る
②500グラムの重りを持ち肩と肘を90°に曲げる
③肘を固定したまま腕を捻る
④②~③を10回×3セット
1986年6月24日 AB型
趣味:サッカー観戦、ゴルフ
資格:柔道整復師