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- リトルリーグショルダー|子供の野球肩
成長期に起こる肩の骨端線の障害のことです。野球の投球動作等で繰り返し負荷がかかり骨端線を損傷します。子供でも投球動作は牽引力が回旋力など大きな負荷がかかります。
リトルリーグショルダーは通常11歳~16歳くらいの年齢にみられ、13歳くらいがピークです。小学生高学年~中学生の野球選手が肩の痛みを訴えたら高確率でリトルリーグショルダーが考えられます。
主な原因は使いすぎです。身体の成長度合いによって投球数を見極める事が重要です。
体幹や股関節の柔軟性の低下、筋肉の柔軟性の低下、不良姿勢、悪い投球フォームなどが要因としてあり、これらのことがあると骨端線に過度の負荷がかかり発症しやすくなります。
リトルリーグショルダーの主症状は投球時の肩周辺の痛みです。痛みは投げるたびに徐々に強くなります。ひどくなるとじっとしていても痛みを感じることがあります。肩の付け根の外側に圧痛を認めます。
投球動作の禁止を約1ヶ月程度、重症例ではもう少し禁止期間を長くする必要があります。
また、関節や筋肉の柔軟性の向上、筋力強化、投球フォームの改善を図り、再発を防ぐ事が重要となります。
当院では手技施術や鍼灸施術により、関節や筋肉の柔軟性を向上させ、ハイボルテージやマイクロカレントなどの物理療法で痛みの緩和を図り、姿勢の悪さなどがある場合は骨格矯正を行い、治療していきます。
リトルリーグショルダーはしっかり治療すれば治る障害です。しかし、我慢して投球を続けていると、変形や離開が進み、後遺症が残る可能性もあります。早期発見・早期治療が大切になります。肩に痛みを感じたらすぐに当院にお越しください。
日本では小学生(高学年)は1日70球まで、2日間で105球まで、3連投の禁止。
4年生以下では、1日50球まで、2連投禁止。
中学生では、1日80球まで、2日間で120球まで。2日間連続で80球を越えた場合は3日目は投球禁止。3連投する場合は1日40球までとして4連投の禁止。などのルールが決められました。
リトルリーグショルダーへの理解が進んでいるアメリカではもっと細かいルールが決められています。
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股関節
肩関節内旋
肩関節外旋
肩関節外転
コンビネーション治療 |
当院ではただ安静にして痛みが治まるのを待つだけでなく再発しないように根本的に改善していきます。これから長く競技生活を送れるように最大限サポートしていきます。お子様の肩の痛みでお悩みの方は是非一度、当院にご相談ください。
1986年6月24日 AB型
趣味:サッカー観戦、ゴルフ
資格:柔道整復師